ペキニーズってどんな犬?【 ペキニーズ・ブリーダーズ 】

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ペキニーズとは?

ペキニーズの魅力

ペキニーズの子犬 ペキニーズは、別名「北京犬」としても
知られている、中国原産の犬種で、
シーズーの祖先犬とも考えられています。

現在まで、あまり目立つことがなかった犬種ですが、
ペキニーズの魅力はたくさんあります。


◎潤んだ愛くるしい大きな瞳
◎モップのような美しい長い被毛
◎ローリング(横揺れ)歩様と呼ばれる優雅な歩き方
◎小型犬にもかかわらず、とても勇敢



ペキニーズは鼻ぺちゃの容姿も魅力の一つで、これが表情の豊かさにも表れています。

また、シーズーなどのブームの火付け役も、ペキニーズだと言われています。

かなりのマイペース思考で、気分屋なところもあり、
ペキニーズのこういった性格は「猫のような性格」と表現されることが多いようです。

決して万人に好かれるタイプとは言えませんが、一度ペキニーズの良さを知ってしまうと、
二度と離れることが出来ないとまで言われるほど、深い魅力を持った犬種なのです。

ペキニーズの歴史

ペキニーズのルーツについては不明な点が多くありますが、
祖先犬はラサ・アプソといわれています。

ダライ・ラマによって、紀元前秦の始皇帝をはじめとし
歴代の皇帝に貢物として贈られていたといわれています。

宮廷ではこれを門外不出の犬として飼育されていたそうです。

この歴史的背景が、現在のペキニーズの独特な性格と風貌を持つ由来となっています。

この犬がいたという記録は8世紀の唐の時代まで
さかのぼることができますが、それ以前の記録はありませんでした。

1860年、アヘン戦争で中国と戦ったイギリスの士官が、
宮廷に置き去りにされた西太后の愛犬のペキニーズ5、6頭を保護し
イギリスへ持ち帰ったことが、ヨーロッパへこの犬種が紹介された最初です。

ビクトリア女王にもたいへん愛され、1872年「ルーティ」が亡くなった時
宮廷動物画家だった、サー・ランドシーアに、在りし日の「ルーティ」の姿を描かせたほどです。

イギリスでも、宮廷や貴族だけに飼育されていましたが、
1893年にショーへ出陳され、またたく間に人気犬種となりました。

今では世界中で、ポピュラーな愛玩犬として、安定した人気を誇っています。

ペキニーズの特徴

◎被毛
厚めのアンダーコート(下毛)と、長くて硬い
まっすぐなオーバーコート(上毛)のダブルコート(2層構造)です。

毛量はたいへん豊かで、中国のシンボル"獅子"
連想させるたてがみが、首から肩にかけて広がっており、独特の風貌を作り出しています。

耳や胸など、至る所に長い飾り毛があります。

全身は長い被毛で覆われていますが、
シーズーのように顔部分に毛がかかる事はありません。

◎毛色 (JKCサイトより抜粋)
ペキニーズは、他の犬種と違って、被毛・毛色などに規定はなく、いろんな種類が存在します。

ただし、アルビノとレバーは除かれます。
パーティ・カラーの場合は均等に分布していることが条件です。

◎サイズ(JKCサイトより抜粋)
理想体重は5kgを越えてはならず、女の子は5.5kgを越えてはいけません。
男の子は小さく見えなければなりませんが、持ち上げると驚くほど重いです。

豊富な骨量と、頑丈なボディはこの犬種の特徴です。

*ペキニーズは、男の子よりも女の子の方が重いという、数少ない犬種の一つです。

◎耳
垂れ耳、特徴的なハート型の耳です。

◎歩様
ペキニーズの歩き方は、玉を転がすようなローリング(横揺れ)歩様といわれています。
威厳のある、たいへん魅力的な歩き方です。

◎性格
ペキニーズは非常に勇敢で、
いつでも威風堂々とした態度を取っていることからもライオンを想像
することが出来ます。

また、機嫌のいいときには甘えてきたり、そうかと思えば
どこかで一人遊びをしていたり…と、自由気ままな性格をしています。

このような性格は、中国の皇帝が普段より、ペキニーズを長い袖に入れていたためで
抱っこされることをあまり好まない傾向もあるようです。

活発でとても好奇心旺盛ではありますが、独立心も強く頑固です。
そのため、しつけは簡単にはできません。

時間はかかりますが、頭の良い犬種なので飼い主さんの
大きな愛情でしつけを行えば、かならず応えてくれますよ。

また、その小柄な体からは想像がつかないほど大胆で勇敢な面も持ち合わせています。

自分から喧嘩を仕掛けたりはしませんが、争いになると後へ引かないほどの負けず嫌いです。

そんな負けん気の強いペキニーズですが、家族に対しては、とても甘えん坊です。

見知らぬ人に対しては甘えたりすることはなく、人にこびる事もしません。

その分、気を許した家族に対しては、この上ない愛情を注ぎます

もともとが愛玩犬のため、室内での飼育が適しているといえます。

攻撃的ではありませんので、お子様の居るご家庭でも安心して飼うことができますが、
お子様と遊ぶほどの体力は持ち合わせていないので注意が必要です。


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