ペキニーズ飼育上の注意点【 ペキニーズ・ブリーダーズ 】

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ペキニーズの飼い方

ペキニーズの飼育環境

ペキニーズの子犬特に夏場はクーラーを付けるなど、温度管理には十分気を付けて、
涼しい環境を作るようにしましょう。

かなりマイペースで、自由気ままが好きな犬種ですので
かまい過ぎにも注意です。

無駄吠えも少なく、せわしく動き回ったりする事もないので、
集合住宅でも問題なく飼う事ができます。


◎運動

ペキニーズは、子犬~3歳頃まではたくさん遊び、走り回りますが、
成犬になるにつれ、運動量が激減してしまいます。

肥満対策の為やストレス発散、健康維持の為に軽い散歩には
連れて行ってあげるようにしましょう。

鼻がつぶれている犬種は、鼻先が長い犬種に比べて
呼吸がしにくく呼吸困難になる場合もありますので、
あまり激しい運動はさせてはいけません。


夏場のお散歩は、熱中症にかかりやすいので、日中の暑い時間帯は避けて、
朝の涼しい時間や、夕方の涼しい時間に散歩に連れて行くようにしましょう。


ペキニーズのお手入れ方法


◎ブラッシング
ペキニーズの被毛は毛量が豊富で、毛玉になりやすいため、毎日のブラッシングが必要です。

月に一度はプロのトリミングを受けましょう。
毎日のお手入れが大変だという方は、シーズーカットがオススメです。

夏場は、お腹まわりだけでもカットするとワンちゃん自身も快適に過ごせますが、
ペキニーズは皮膚がデリケートですので、なるべくバリカンを使用するのは避けるようにしましょう。

◎シャンプー

定期的に、月に1回はシャンプーしてあげましょう。

あまり頻繁ですと、被毛を痛め、皮膚への刺激となりますので、
やりすぎないように注意してくださいね。

◎口・顔周り

食事時に汚れやすく、汚れを放置すると皮膚病の原因になりますので
まめに拭き取り清潔を心がけるようにしましょう。

また、鼻周りのシワは普段から汚れが溜まりやすく、炎症の原因となるので、
ウェットティッシュなどで拭いてあげるようにしてくださいね。


◎耳

垂れ耳であることと、豊富な毛量ゆえに通気性が悪いので、
こまめに耳の中をお手入してあげましょう。

イヤーローションをつけた綿棒などで優しく拭き取ります。


ペキニーズの病気


○椎間板ヘルニア
(症状)
背骨にかかる衝撃を和らげるクッションの役割をしている薄い軟骨(椎間板)がつぶれることで、中の髄核が外にはみ出し、
脊髄を圧迫することで起こる様々な神経障害です。

椎間板ヘルニアには、次の2種類があります。

※椎間板逸脱症
変性した髄核が線維輪から逸脱することで、脊髄を圧迫するタイプ

※椎間板突出症
線維輪そのものが肥圧、脊髄神経を圧迫するタイプ
老化による骨の変性が原因と考えられています。

(対策)
肥満にならないよう、食事の管理に気をつけましょう。
運動不足もいけませんが、激しい運動も厳禁です。
高いところからの飛び降りなども避けるようにしましょう。


○軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう)
(症状)
短頭種に多く見られる病気です。

生まれつき口の奥の軟口蓋が長く、のどの入り口付近に垂れ下がっているために、
気道が狭くなって呼吸しづらくなったり、ふさがれる面積が広くなると
呼吸困難に陥ります。

外科的手術により切除しますが、正常な状態には戻らず、
また軟口蓋は伸びてくるようなので、術後も定期チェックが必要です。

(対策)
遺伝的なものなので、予防法はありませんが、日頃から気にかけてあげて、
呼吸が苦しそうなどの症状があれば獣医師に相談しましょう。


○白内障
(症状)
眼の水晶体が白濁することで視力が低下し、ふらふらと歩いたり段差につまずくなど、
歩行自体がぎこちなくなります。

初期の段階ではさほど支障なく歩行が可能ですが重症になると失明することもあります。

原因としては、遺伝的要素の強い先天性と、年を重ねたことによる後天性があります。

一番多いのが後天性の「老年性白内障」です。

糖尿病による併発の場合もあります。

(対策)
正直なところ、この病気の予防法はありません。
ですが、早い段階で気づけば、点眼薬などで進行を遅らせることが可能です。

また、外科的手術で眼内レンズをいれて視力回復させたり、
水晶体を取り除く方法もあります。

いずれにせよ、早期発見・早期治療が非常に大切です。

糖尿病起因の場合は、そちらの治療を始めますが、まずは糖尿病にならないことが
先決ですね。


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